子どもが生まれたらすぐに復職をと思っていたけれど…接して初めて気付いた育児の大変さ

H.Mさん/40代女性/エピソード当時38歳

 

 

女性がバリバリ働く職場で仕事優先の日々

大学を卒業してから新卒で入った証券会社は、女子と男子の出世ルートがあまりに異なる男社会で嫌気がさし、1年で見切りをつけて転職。

 

次の仕事は女性がバリバリと働くイベント会社でした。

 

証券会社時代の「支店の中だけで毎日が終わる」というのに飽き飽きしていたので、海外出張、国内出張も多く、忙しいけれども飛行機に乗ったり、新幹線に乗ったりということが日常的にある仕事が新鮮で、朝から晩まで仕事漬けでした。

 

 

会社にいる年上の女性も、結婚していてもDINKSで、生活の臭いを感じさせず、そんな人生にも憧れを持っていました。

 

25歳の頃から彼氏は同じ人でしたし、2歳年上でしたが、とても仕事もできて、派手すぎず、堅実すぎずで恋人時代を満喫。

 

大きな仕事の区切りの時期に運良く懐妊、退職を決意

そろそろ結婚してもいいかな、と思い、その彼氏と9年の恋人期間を経て34歳で結婚。

 

しかし、3年先のプロジェクトを抱えていた私は子作りを先延ばししていました。

 

 

35歳といえばすでに高齢出産です。

 

人生を計画的に生きてこなかった私は、なんとなく「子どものいない人生は考えられないなぁ」と思っていました。

 

そして、プロジェクトの終わりが見えてきた37歳の時、毎日の基礎体温を図ってみるタイミングを合わす方法を行って、子作りを始めました。

 

今では、よくすんなりと赤ちゃんを授かったなぁ、と思うのですが、運良くすぐに妊娠。

 

妊婦の時に、それまでと同じ仕事は難しいと思って退職することにしました。

 

それが専業主婦の始まりです。

 

子どもが生まれたら仕事復帰するつもりで準備を重ねる

一日が長く、また私の妊婦時代は毎日とても眠たくて、起きて旦那さんを送り出し、掃除や洗濯などの家事を済ませるとお昼寝。

 

午後2時ごろから夕飯の準備をダラダラ、長々と始める生活でした。

 

 

その間も、子どもが生まれたら保育園に子どもを預けてもう一度、社会復帰をしようと思っていました。

 

家の周囲にある保育園は認可も認可外も10園くらいは下見をしてまわりました。

 

特に、認可外の保育園で朝7時から預かってくれて、夜は8時までOK、その後の延長やお泊りも追加料金で依頼できる家庭的な保育施設には興味を持っていました。

 

月額は16万円と高額でしたが、また前のような仕事に復帰すれば支払える、と思っていました。

 

生まれて初めて子育ての大変さに気づかされる

しかし、現実に赤ちゃんのお世話をしてみると、子どもはモノではありません。

 

泣くのをほったらかしにできませんし、ずっと寝かしておく訳にもいきません。

 

あまりに子どもに接する機会がなかったために、子育てにはものすごくパワーと精神力が必要だということを知りませんでした。

 

 

今、専業主婦5年目です。

 

まだ子どもが小さいので、働きに出ていません。

 

もう私の社会での居場所はないのか、と不安にさいなまれながら、専業主婦を楽しむフリをしています。